東海大相模 門馬家の関係も象徴するチームスローガン

 「選抜高校野球・決勝、東海大相模3-2明豊」(1日、甲子園球場)

 東海大相模(神奈川)がサヨナラで2011年以来3度目の優勝に輝いた。門馬敬治監督(51)は次男・功外野手(3年)とともに、13年夏の前橋育英の荒井直樹監督と次男・海斗以来となる親子鷹での甲子園制覇。門馬監督の恩師である故原貢氏(享年79)が東海大相模を率いて辰徳(現巨人監督)と挑んだ甲子園の最高成績は、1975年春の準優勝。偉大な先輩を門馬親子が超えた。コロナ禍の門馬家の様子を振り返る。

  ◇  ◇

 門馬家にはやはり、野球が欠かせない。コロナ禍でチームが活動自粛した昨春。門馬監督は長男、次男とノックやキャッチボールで汗を流した。「家族で過ごせることが普段あまりないため、うれしかった。すごく大事な時間だった」と妻・七美枝さん(52)は振り返る。

 一方でグラウンドから家庭に戻れば、優しい父の一面も持つ。家ではまったく怒鳴ったりすることはないという。長男が中学時代に自打球を目に当ててケガをしたときには、誰よりも必死で手術できる病院を探し回った。

 昨年11月には老朽化で寮とともに自宅が取り壊されると、学校近くにできた新たな寮に妻と娘もついてきてくれた。「野球があって家族がひとつになれる」と長女・花さん。現チームのスローガン“つながる”は門馬家の関係も象徴している。(デイリースポーツアマ野球担当・佐藤敬久)

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