楽天は２６日、田中将大投手（３２）が２５日に仙台市内の病院で診察を受けて、「右ヒラメ筋損傷」と診断されたことを発表した。日本球界に復帰後初登板初先発予定だった２７日・日本ハム戦（楽天生命）は緊急回避。試合復帰まで３週間を要する見込みで、１軍初登板は早くても４月下旬以降になりそうだ。

　開幕日にチームに衝撃が走った。田中将は球団を通じて「登板を楽しみにしてくれていたファンの皆さまには大変申し訳なく思っています。僕自身も初登板の日を楽しみにしていたので、とてもがっかりしています」と無念さをにじませた。

　ブルペン入りした２５日の練習で右ふくらはぎに違和感を抱いて病院へ。この日は球場入りしたが、グラウンドには姿を見せなかった。出場選手登録は抹消されず、早期実戦復帰を目指す。石井監督は「そんなに大きいものという捉え方はしてない。投げられない状況ではない」と軽傷を強調したが、石井楽天は波乱の船出となった。