ロッテ・佐々木朗 プロ初先発収穫と課題、実戦最速154キロも2回2失点
「練習試合、DeNA5-2ロッテ」(23日、横浜スタジアム)
将来への期待と現状の課題。ロッテ・佐々木朗のプロ初先発には、その両面がくっきり表れた。40球を投じて2回2安打2失点で2四球。プロ入り後の“実戦最速”となる154キロの直球で沸かせたが、二回には制球が乱れる場面も見られた。
「2イニング投げることができたのは収穫でしたけど、直していかないといけないところも、しっかり見つけることができた。次に生かしたい」と先を見据えた。
初回は、しなやかなフォームから150キロ台の直球を連発して三者凡退。ところが二回2死から田中俊の二塁内野安打で走者を背負うと、セットでの投球に課題をのぞかせた。直球は140キロ台後半に落ち、一、二塁から連続四球で押し出し。制球に苦心した。
今後は2軍に合流し、先発として五回以上投げられる体力作りに励む。井口監督は「ローテに入る投手だと思うのである程度完成させて、上がってきてほしい」と期待を込め成長を促した。