オリックス・中嶋監督 心配の打線は「上げていくだけ」若手積極起用で収穫も

 「オリックス1-1阪神」(21日、京セラドーム大阪)

 オリックスは最終戦を引き分け7勝7敗2分けでオープン戦を終了した。

 中嶋聡監督は3安打に終わった打線について「心配なところはありますけど、ここまできた疲れとかいろいろあるし、絶好調だった人もどっかで落ちてくる。開幕まで4日。始まるわけですから良い悪い言ってられない。ベストに持って行くだけ。自分らで上げていくだけ」と話した。

 正捕手を期待する頓宮について「全部の投手とずっと組んだということがあまりない中でいろんなコミュニケーションをとってはやれたと思う。ほんとこれからですね、苦しくなるのは捕手は。今までとは違う苦しさが必ず出てくる」と捕手出身だけに、シーズンイン後にぶち当たるであろう壁を示唆した。

 オープン戦を通じて太田、紅林ら若手を積極起用。投手陣では2年目の宮城がローテーションの一角に食い込んだ。

 「1枚2枚欲を言えばあると思うんですけど。戦い方としては良かったかなと。細かいところでできてないところもいっぱいありますけど、それに関してはしょうがない。シーズンに入っても成長していくこともあるし、取って代わる選手が出てくると思うしそこを期待します」

 オリックスは26日・西武戦(メットライフドーム)から2021年のシーズンが始まる。

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