DeNA・石川雄洋が引退会見「悔しいより感謝の方が大きい」親交深い三浦監督も登場

 引退会見でDeNA・三浦大輔監督(左)から花束を受ける石川雄洋氏(写真・球団提供)
 引退会見を行う石川雄洋氏(写真・球団提供)
 引退会見でDeNA・三浦大輔監督(左)と笑顔を見せる石川雄洋氏(写真・球団提供)
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 昨季限りでDeNAを自由契約となっていた石川雄洋選手(34)が横浜市内の球団事務所で引退会見を行った。

 石川は引退を発表し「16年間やらせてもらい、悔しいより感謝の方が大きいです」とすっきりした表情で話した。

 「最後まで自分が決めた期限までやりきろうと」と都内で日々汗を流していた石川。2月に自主トレ期間は本来ならキャンプ中。石川は「一人で練習は寂しいなという思いが強かった」と振り返った。

 今後の予定は未定だが「また戻れるように勉強しないといけない。呼んでいただけるように必死に頑張っていく」と力強い言葉を残した。

 会見を終えると、サプライズで三浦監督が花束を持って登場。石川は笑顔を見せながら「うれしくないと言えない。入ってきて、花束を渡され、16年間やってきたこと、三浦監督との思い出がよみがえり、込みあげてきた」。三浦監督から「早く結婚しろよ」と言われ苦笑いを見せる場面もあったが、二人は野球だけではなく、グラウンド外でもいい関係だった。三浦監督の家でご飯だけ食べて帰ったり、「たまに(私を)『お父さん』と呼んで、『娘さんを…と』言ってくる」(三浦監督)というやり取りがあったり。思い出を振り返りながら指揮官は「また一緒にユニホームを着てやりたいな。しばらくはゆっくり休んで、また野球界に貢献して欲しい」とねぎらいの言葉をかけた。

 指揮官と同じように高卒でプロの世界に入り、16年突っ走ってきた石川。思い出は東京ドームでのクライマックスシリーズでスタンドが半分までベイスターズファンで真っ青に染まっていたこと。ファンや両親、今まで関わってくれた人に感謝の言葉を述べながら、笑顔の引退会見となった。

 また、球団は引退セレモニーについて検討していることも明かした。

 ◆石川雄洋(いしかわ・たけひろ) 1986年7月10日生まれ、34歳。静岡県出身。神奈川・横浜高で甲子園に2度出場。2005年ドラフト6巡目で横浜ベイスターズ(現DeNA)に入団。12年からはDeNA初代主将も務めた。昨季は1軍出場がなかった。プロ通算16年。1169試合、打率2割5分6厘、1003安打、23本塁打、224打点。

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