宮崎商は天理・達に脱帽 160キロマシンで対策も実らず「一枚上だった」

 力投する天理・達孝太(撮影・高部洋祐)
 161球で1失点完投した天理・達孝太(撮影・伊藤笙子)
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 「選抜高校野球・1回戦、天理7-1宮崎商」(20日、甲子園球場)

 身長193センチの長身でプロ注目の天理・達孝太投手が9回1失点完投勝利した。相手の宮崎商は“達対策”を講じてきたが、勝利にはつながらず。チームからは脱帽の声が上がった。

 先月23日の組み合わせ抽選会で天理との対戦が決まって以来、“仮想・達”で調整してきた。関西に入ってからも打撃マシンは160キロに設定して速球を目慣らしし、打撃投手には台の上に乗って投げてもらうなど角度も想定。八回に唯一の得点となる中越え適時三塁打を放った主将の中村碧人内野手(3年)も、「真っすぐを見てもそこまで速いとは感じませんでした」と自信を持って振っていった。

 ただ、完全に攻略とまではいかず。橋口光朗監督は「ヘッドが負けていたのは絶対あったと思います」と球威に押されていたことを認めた。「ランナーが出てから達君が一枚上手だった」とピンチでの粘りに、打ち崩すことはできず。中村も「いままで対戦してきた投手の中で一番よかったです」と相手を称えた。

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