【メジャースカウトの眼】北海・木村のV字型フォームは希少価値 打者惑わす

 2年ぶりの開催となったセンバツ。32校の熱戦に、スカウトたちもスタンドから熱視線を送る。今大会もカンザスシティ・ロイヤルズの大屋博行国際スカウトがメジャーの視点から金の卵を分析する。

  ◇  ◇

 北海の左腕、木村君の特有の投げ方は、中日・大野雄によく似ている。プロに上がれば生きてくるだろう。踏み出す歩幅が狭く、通常は6歩か広くて7歩だが、彼は5歩ほど。腕の振りの弧は、普通は丸い逆U字型になるのだが、彼は上半身の切り返しで引っかけるように振るため、とがったV字型になる。

 打者から見れば独特のリズムがあるので、非常にやっかいだ。これだけ珍しい腕の振りは、いい投手が多い右腕ならおそらくキャリアのどこかで直されたり、使われなかったりしただろう。しかし、少数の左腕だったため、ここまで成長して希少価値がある投手になったと思う。

 直球は回転数が多く球が生きており、打者の前をネズミが走り抜けていくように見える。球のキレ方も違う。初戦で146球を投げて力尽きたが、可能性を感じるだけに、プロの目としては春から連戦でケガをしてほしくないとは思っていた。

 神戸国際大付の2年生左腕、楠本君の荒々しい投球にはスケールの大きさを感じた。また、仙台育英の右腕、伊藤君は、私自身も評判を聞いて、中学時代から見ていた選手。投手としての完成度の高さが魅力だ。

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