楽天・涌井がシート打撃で好投「球の力1つ上がった」先発予定DeNA戦中止で

 楽天の涌井秀章投手(34)が12日、先発予定だったこの日のオープン戦(DeNA)が降雨予報のために中止となったことを受けて、シート打撃に登板した。打者18人に投げてヒット性の当たりはわずか1本。6奪三振を奪うなど、開幕投手の大役に向けて順調なステップを踏んだ。

 オープン戦中止の代替手段としてセッティングされたシート打撃。黒川、横尾、村林、和田、武藤、銀次の6人に対し、インターバルを挟みながら3打席ずつ投げた。最速は142キロ。追い込んでからは直球を多く投げ込み、和田からは外角いっぱいの真っ直ぐで見逃し三振を取る場面もあった。

 78球を投げたことから、このままスライド登板することなく、19日のヤクルトとのオープン戦に向かう見込みの右腕。石井監督は「前回よりも球の力が一つ上がったかなと思います。変化球に関してもシーズンに近いところまでもってきてくれたなと思いました」と評価した。

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