「オープン戦、ヤクルト－ソフトバンク」（１２日、神宮球場）

　神宮に打ち上がった３発目のアーチが、チームを逆転に導いた。ヤクルトの浜田太貴外野手がオープン戦３号３ランを放った。

　１点を追う七回だ。荒木、村上が連打で好機を作ると、浜田が１ストライクからの２球目をフルスイングで捉えた。打球は左翼・真砂が一歩も追わない完璧な当たり。試合を一振りでひっくり返した。

　浜田は「ノーサインだったので、思い切って打ちにいきました。いいスイングができたと思います」とコメントした。

　浜田は二軍キャンプで鍛錬を続けてきた。「悔しかった」と振り返るが、３月から１軍に合流。昇格即、３日の巨人戦（東京ドーム）で１号３ランを放てば、１０日のオリックス戦（京セラ）で２号ソロ、そしてこの日は３号３ランを記録。オープン戦７打点を挙げる大爆発ぶりを見せている。