前阪神の愛媛・伊藤隼太 3打数無安打も「ホッとしている」 四国ILpで初対外試合

 「四国ILp交流戦、九州独立L大分8-3四国ILp愛媛」(10日、西予市営球場)

 前阪神で愛媛に入団した伊藤隼太外野手兼任コーチ(31)が、今季初の対外試合に出場。前オリックスの白崎浩之内野手兼任コーチ(30)が在籍する大分相手に、3打数無安打に終わったが、27日のリーグ開幕戦へ向け、自身の調整の手応えを語った。

 「2番・左翼」でスタメン出場した伊藤は「試合に出られてホッとしている。懐かしい感じもした」と、昨秋以来の実戦を振り返った。

 初回は併殺、三回に左飛、そして五回の第3打席ではセンター深めへのフライを放ち「今の状態としては打球が前に飛んでいればいいかな、と。打てるにこしたことはないが、自分の状態を確認することもできた」と前向きに語った。新しい環境での野球に「だいぶ慣れてきた」といい、コーチと両立しながら、自身の練習時間も確保できているという。「開幕に合わせて(状態を)上げていきたい」と笑顔を見せた。

 試合後はコーチとしてミーティングに参加。「自分がNPBでたたきこまれてきた常識を伝えていきたい」と、チームの意識向上のために選手たちに語りかけていた。

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