筑波大・山田拓、自己最速更新151キロ、エースの佐藤隼に並び「ビックリです」

 「オープン戦、筑波大0-0東洋大」(9日、石下総合運動公園)

 筑波大・山田拓郎投手(1年・川越東)が自己最速を3キロ更新する151キロをマークした。九回から登板し、打者3人に対して無安打2奪三振。エースで今秋ドラフト上位候補に挙がる佐藤隼輔投手(3年・仙台)のMAXに肩を並べ、「ビックリです」とはにかんだ。

 川越東時代に投手へ転向し、「ずっと野球を続けていきたい」と首都大学野球リーグに所属する実力校に一般受験で入学した。ルーキーイヤーはコロナ禍でチーム合流は夏場にずれ込んだが、同大学の准教授で動作解析の第一人者・川村卓監督の指導を受けてメキメキと成長。入学前の最速141キロから、この日で大台に達した。

 高校の先輩である東京ガスのプロ注目左腕・高橋佑樹投手に憧れて、「自分の中でのこだわり」と半袖で試合に臨む。公式戦登板は未経験の中、抑えとして期待が懸かる右腕。今春デビューへ向け、アピールを続ける。

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