中日・福谷浩司投手（３０）が自身初の開幕投手を務めることが５日、決まった。与田監督がバンテリンドームナゴヤでの全体練習後に明かした。

　同球場の監督室。福谷は指揮官から３月２６日・広島戦（マツダ）の開幕マウンドを託すことを伝えられた。「言われたときはびっくりしました。一日一日しっかりやっていくのと、気持ちが高ぶりすぎてけがをしないようにしたい」と９年目で巡ってきた大役に向けて力を込めた。

　昨季は１４試合で８勝２敗、防御率２・６４。大野雄に次ぐチーム２位の勝ち星を挙げた。与田監督は決断の理由を「体の仕上がり具合が決め手」と語った。

　スロー調整を続けてきた大野雄は、本拠地開幕戦の３月３０日・巨人戦に向かう公算が大きくなった。