イップス克服の法大・古屋敷を巨人、DeNAなど5球団視察 152キロ計測

 「オープン戦、法大6-1日大」(25日、日大グラウンド)

 最速154キロ右腕で今秋ドラフト候補の法大・古屋敷匠真投手(3年・八戸工大一)がオープン戦に今年初めて登板し、3回無安打無失点と好投した。DeNAなど5球団スカウトの視察を受けながら、巨人のスピードガンで152キロを計測。「変化球でカウントが取れたのがよかった」と、相手打者の反応を見ながらの組み立てで毎回の5奪三振に斬った。

 つい数カ月前までとは一変した。東京六大学リーグデビュー戦となった昨年8月末の立大戦。3球連続でバックネットへの大暴投となるなど投げ方がわからなくなった。悩んでいる中で紹介されたのが、イップス研究所と呼ばれる催眠心理で症状改善へと導く専門機関。“肘をぶつける”イメージでの投球方法に加え、メンタル面でも前向きになれた。

 迎えた昨秋リーグ戦では自己最速を更新するなど見違える結果が表れた。「(いまは)投げていてめちゃくちゃ楽しい」。高校時代から注目の存在だったが、プロ志望届を提出せずに進学。大学での実績はまだ乏しい中、ラストイヤーで目標のプロ入りをたぐり寄せる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス