常総学院 初センバツで元プロ島田直也監督胴上げだ

 「第93回選抜高校野球大会組み合わせ抽選会」(23日)

 組み合わせ抽選会が大会史上初めてオンラインで行われた。OBであり、日本ハムなどで活躍した島田直也監督(50)率いる常総学院は昨秋の北信越王者・敦賀気比との対戦が決まった。指導者としての聖地初陣は6年前のセンバツ優勝チームと強敵が相手。「とにかく必死に食らいついていきたい」と気を引き締めた。

 5年ぶりの甲子園へ導いた指揮官に次はナインが報いる番だ。島田監督は選手として1987年夏の甲子園での準優勝が最高成績。主将の田辺広大捕手(2年)が「自分たちが監督を優勝させたい」と力を込めたように、頂点を意識する。

 監督として甲子園春夏通算2度の優勝と同校を強豪へ押し上げた木内幸男氏(享年89)が急逝してから、初めての全国の舞台。「プレゼントとして何が何でも勝ちたい」と新指揮官。チームに広がる“恩返し”の思いが、躍動の原動力だ。

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