プロ野球&J 収容率に基づく観客数設定を引き続き要望
日本野球機構(NPB)と日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)が合同で立ち上げた「新型コロナウイルス対策連絡会議」の第26回会合を22日に開催。会議後にプロ野球の斉藤惇コミッショナー(81)、Jリーグの村井満チェアマン(61)がオンライン会見を行い、政府に対して試合会場の収容率に基づく観客数の設定を引き続き求めていくことなどを確認したことを明らかにした。
斉藤コミッショナーと村井チェアマンは10日に文部科学省、スポーツ庁を訪問し、会場の収容率に基づいた基準設定などを求める要望書を連名で提出。政府が屋外開催イベントで現在設けている開催制限5000人以下の解除を求めた。
これについての明確な回答はまだないというが、斉藤コミッショナーは「観客数の問題は非常に大きい問題。興行として1年間真っ赤っか(大赤字)でどこもやってきた。2年目に入る時ですので、ある程度の観客の参加をお願いしないといけない」と話した。
Jリーグではプロ野球に先駆け、20日に今季初公式戦となる富士ゼロックス・スーパーカップを開催。6万人以上収容できるさいたまスタジアムで観客数は4208人だった。村井チェアマンは「6万人の収容からすると7%。93%は空いている状態です。J2基準の1万人収容の会場の5000人とは全然違うわけです」と説明。斉藤コミッショナーも「できるだけ我々とすれば、パーセンテージでやっていただく方がリアリスティック」と述べた。