楽天・マー君 実戦モード突入 カウント想定ブルペン36球

 「楽天春季キャンプ」(17日、金武)

 8年ぶりに日本球界復帰となった楽天・田中将大投手(32)が今キャンプ5度目のブルペン投球。日本復帰後初登板となる20日の練習試合・日本ハム戦(金武)に向け、実戦を見据えての計36球を投じた。

 今キャンプでは最少の球数。だが日本での新たな一歩となる一戦へ、一球一球を丁寧に投じた。初球から小山投手コーチが左打席に立っての投球。その後は右打席、再度左打席と立たせ、カウントを想定しながらの実戦的な投球練習となった。

 小山コーチが「最初のころから制球できている」と評する変化球もカーブ、スライダー、カットボール、スプリット、ツーシームと投げきり、最後は左打席の小山コーチの懐へ力のある直球を投げ込み、投球を終えた。

 「まだ納得いかないボールも多いと思うが、そういう部分が実戦に入ってくると修正してくると思う」と小山コーチ。実戦モードへ突入の右腕が、徐々にギアを上げてきた。

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