侍・稲葉監督 シーズン中は“トリプルチェック” キャンプ12球団視察終了

 「ソフトバンク春季キャンプ」(10日、宮崎)

 野球日本代表「侍ジャパン」の稲葉篤紀監督(48)が10日、宮崎市内でソフトバンクのキャンプを視察。全12球団の視察日程を終えた稲葉監督は、東京五輪へ向けて今シーズン中の試合視察も強化していく方針を示した。

 この日は工藤監督、前侍ジャパン監督の小久保ヘッド、そして王球団会長とも会談した稲葉監督。貴重な情報を得た視察を終え「オフシーズンもしっかりとトレーニングを積んで、いいキャンプを送れている」と候補選手の状態にも満足気だ。

 そして今後の選手選考へ、開幕後の視察にも力を入れる。昨季はコロナ禍の影響で球場視察はなかったが「今年は積極的に。ピンポイントでこの選手という形で(視察する)」とプランを語った。

 そのため建山投手コーチ、井端内野守備・走塁コーチと「3人そろってではなく個々で見たい選手に行ってもらう」と効率的に多くの情報を集める考え。東京五輪金メダルへ、本格的な準備を進めていく。

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