「西武春季キャンプ」（８日、南郷）

　野球日本代表「侍ジャパン」の稲葉篤紀監督（４８）が８日、宮崎・南郷の西武キャンプを視察。昨季新人王を獲得した平良海馬投手（２１）を貴重な右の中継ぎ候補として、大きな期待を寄せた。

　プロ３年目の昨季は５４試合登板で１勝０敗１セーブ、３３ホールドで防御率１・８７。自己最速の１６０キロを記録するなど飛躍を遂げた。稲葉監督は「球も強いし、打者との駆け引きもうまい。重圧が掛かる場面でも堂々と投げる姿があった」と、大きな可能性を秘める剛球右腕を絶賛した。

　代表の中継ぎ陣は競争が激しい中で「このまま順当にいけば候補の一人になる」とした。東京五輪について平良は「代表を経験したことがないので想像がつかない」としながらも「選ばれるように頑張りたい」と昨季以上の活躍を誓った。