楽天の則本昂大投手（３０）が３１日、沖縄県金武町の金武町ベースボールスタジアムで自主練習を行い、前日に入団会見を行った田中将からメジャー仕込みのゲームメーク術を吸収する意気込みを見せた。２年連続で５勝止まりの右腕。“師匠”加入を追い風に復活ロードを歩む。

　マー君とは２０１３年、共に戦い日本一に輝いた。だが、当時は「世界が違いすぎた」と則本昂。７年がたって再び同じユニホームを着ることとなり「（田中将は）メジャーも経験しているので、また僕が知っている田中さんじゃないところは間近で見られると思う」とチーム合流を心待ちにしている。

　昨季は５勝７敗で自身３度目のシーズン負け越し。一方、田中将は１４年のプロ生活で未だ負け越しなし。長年安定した成績を残すためにも「ゲームメークの仕方とかは吸収できたら」と語った。昨年末で三十路（みそじ）となった右腕。それでもマー君から学ぶべきものは、まだたくさんある。