日本ハムの金子弌大投手（３７）が２９日、日本球界に復帰する楽天・田中との“再戦”を心待ちにした。

　「年下ではありますけど、本当にすごい投手。また胸を借りるつもりでいきたい」

　田中の日本最終年だった１３年、２人は激しく競い合った。金子は２９登板で１５勝８敗、防御率２・０１。２００奪三振、１０完投など沢村賞の７つの選考基準を全て満たしたが、史上初となる２４勝無敗の最多勝を成し遂げた田中に軍配が上がった。

　「もっとすごくなっている。同じマウンドで投げて、何かを感じ取りたい」と意気込む金子。先発に再挑戦する今季に向け、この日は自主トレ先の沖縄・名護でランニングなどで調整した。「まずはできることをしっかりやりたい」。田中との投げ合いを見据え、入念に準備を進める。