オリックス・山本 初完走&投手全冠獲る!3年連続タイトルなら佐藤義則氏以来の偉業【NPB】
オリックス・山本由伸投手(22)が25日、大阪市内のオセアンBSで自主トレ後、取材に応じ、「開幕投手を任せてもらえるような投手になりたい」と5年目で初の栄誉からシーズン完走を目標に掲げた。
晴天の下でやり投げの練習器具で投げたあとに遠投を披露。ボールがうなりを上げた。
「毎年、オフはケガなくできている。過去の自分に比べたらレベルアップできている」
昨季は最多奪三振、19年は最優秀防御率のタイトルを獲得した。3年連続獲得となれば、球団では84-86年の佐藤義則(デイリースポーツ評論家)以来の偉業となる。
「1番になりたい。負けず嫌いなので誰にも負けない成績を残したい。毎年(タイトルを)取れるような選手でいたい。全部取りたいです」
課題はフルシーズン投げ抜くこと。昨季も終盤で疲労が取れず2試合の登板予定を回避した。
「先発として3年目。1年間、余力を残して終われるよう頑張りたい」
2カ月のオフ期間も体をいじめ抜く一方、食生活も見直した。「内容は秘密ですが改善しました」と笑う。
投球フォームもなめらかさを増した。進化した異次元投球。1年間投げきれば、投手タイトルの総なめも夢でない。