全日本野球協会の指導者講習会が２３日、オンラインで開催されてロッテ・吉井理人投手コーチや早大・小宮山悟監督らが選手育成の信念を披露した。ともにパネルディスカッションに出席。お互い「観察」というキーワードを挙げた。

　吉井投手コーチが「個人の色を出せるように」と指導のポイントを明かせば、大学生を預かる小宮山監督も「選手が目指している場所にたどり着くように」と個々のレベルを見極めてそれぞれの目標へと背中を押すスタンスを重要視した。

　同イベントは全国の野球指導者のほか野球少年や球児を持つ親らも参加し、一流の理論に耳を傾けた。息子が学童野球をしているお笑いコンビのトータルテンボス・藤田憲右（４５）も一般受講者として“参戦”。質問コーナーで真っ先に登場するなど野球好きなパパの一面をのぞかせた。