ソフトバンク・東浜 陽性から再始動、3週間ぶり練習「ホッとしています」

 新型コロナウイルスに感染して自宅待機を続けていたソフトバンク・東浜巨投手(30)が16日、筑後のファーム施設で本格的なトレーニングを再開。昨年12月24日にPCR検査で陽性判定を受け、味覚と嗅覚の異常で不安を抱えながら新年を迎えたが、ここから開幕に向けて調整する。

 制約だらけの生活を余儀なくされた中、同検査で2度続けて陰性判定が出たため、3週間ぶりに自宅を飛び出した。「外で動くこと自体が昨年以来」とキャッチボールやランニングで汗を流した。

 発熱こそなかったものの、味覚と嗅覚に異常が出たため「味もしないんですけど、無理やり食べるようにしていた」と話す。今でも「味覚が(通常の)5割、嗅覚が3割ぐらい」と万全ではないが、仲間とトレーニングができる状態に回復したことは前進だ。

 昨年の日本シリーズ直前に不調を訴えた右肩の状態も含め、1月中はリハビリ組で体力回復を優先的に行う予定。「戻ってこられて素直にホッとしているし、ここからがスタートだと思っている」と気持ちを込めていた。

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