センバツは有観客で開催 兵庫に緊急事態宣言発令も予定通り、応援団もOK

 日本高野連は13日、リモート形式で3月19日開幕予定の「第93回選抜高校野球大会」の運営委員会を開き、有観客で開催準備を進めていくと発表した。この日までに首都圏に加え、甲子園のある兵庫県を含めた7府県にも緊急事態宣言が発令されたが、新型コロナウイルスの感染対策を徹底していくとした。

 新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、不安な気持ちで練習を続ける高校球児たちにとって明るいニュースだ。3月19日に開幕するセンバツが、有観客で開催されることがこの日の運営委員会で決定した。

 日本高野連の小倉好正事務局長(62)は「昨年度は全国大会を中止とさせていただいた。その時から『今年こそは』という思いがあります。感染状況は厳しくなってきておりますが、我々としては最大限準備して大会に臨めたら」と、開催に向けての意気込みを口にした。

 昨年は春のセンバツ、夏の甲子園大会ともに中止に。センバツの救済措置として、8月に甲子園交流試合が行われたが、全国の球児たちにとって悔しい1年となった。

 さらに、甲子園交流試合では控え部員と保護者の入場、観戦だけが認められたが、今センバツでは応援団や吹奏楽部員なども「学校が管理できる人数」を基準に入場を認める方針だ。

 感染対策として、球場での行列を避けるためにチケットは全て前売りで全席指定に。アルプス席は学校関係者のみの入場で、一般発売しないことなどが決められた。選手や関係者へのPCR検査の必要性などについては、今後も慎重に議論を重ねていくとした。

 「感染状況や政府の方針、専門家の方々の意見を頂戴しながら準備を進めたい」と小倉事務局長。今年の春、甲子園球場に熱気が戻ってくる。

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