斉藤コミ 来季以降の試合数増を示唆 コロナ減収補填「一気リカバリー難しい」

 日本野球機構(NPB)は5日、仕事始めを迎え、プロ野球の斉藤惇コミッショナー(81)が新型コロナウイルス禍の影響により各球団が減収となった対応策として、来季以降の試合数増を検討していく可能性を示した。

 昨季はコロナ禍の影響で試合数は143から120に減少。開幕から無観客試合が続き、その後も観客数を制限して行われた。各球団が大きな収入減となったが、斉藤コミッショナーは「一気にリカバリーするのは難しい。何年かかけてだろうと思う」との見解を示した。

 その上で減収を補填(ほてん)する案として「一つ考えられるのは試合数。試合数が増えればお客さんにも来ていただけるし、収入も増える」とプランを示した。

 今季は最大143試合での日程が発表済みで、東京五輪での中断期間もあるため試合数増は難しい。だが「来年、再来年にかけてコロナが完治できるというか、態勢ができれば」と来季以降の試合数増には今後、議論される可能性を示唆した。

 試合数増となれば選手の負担も増えるため、労組・プロ野球選手会との合意も必要だ。それでも「コロナ後の世界を頭に入れないと、今まで通りやっていけるとは思わない」と斉藤コミッショナー。野球という文化を守るため、新たな方向性を模索していく。

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