楽天・石井一久監督（４７）が５日、昨季リーグ本塁打王の浅村を４番に固定しない考えを明かした。「浅村が軸になるのは間違いない」と認めつつも、３番での起用も示唆した。

　昨季の浅村は４番で７５試合に出場し、打率・２７９、２０本塁打、７０打点。３番でも４５試合で打率・２８２、１２本塁打、３４打点とどちらの打順でも安定した成績を残した。

　指揮官は「しっかり、軸は（シーズン）後半に向けてつくっていかないといけない」と前置きした上で「４番が誰というのは、あまり決めなくてもいいかなとは思う」とコメント。シーズン前半は打順を組み替えながら試行錯誤を続けていく。

　「ジグザグに近い打線はベスト」と石井監督。主力に左打者が多いチーム事情も考慮しつつ、主砲の置きどころを見定めていく。