デイリースポーツの恒例企画「易学から見るプロ野球大胆予想」。菱田易学宗家・菱田幸雄氏が今年も独特の視点から鋭く分析します。

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　人間には誰しも気力に強弱の時期があります。それを統計的に表したのが運気の上昇、下降で、上昇期を７年、下降期を５年という周期で繰り返します。上昇期は気力が充実し、何かにつけてプラスに作用します。下降期は気力が弱り、勘も鈍りやすくなります。あくまで監督の運気をもとにプロ野球の順位を予想してみました。

　パ・リーグの優勝筆頭候補は楽天と出ました。石井監督の運気が上昇５年目です。九紫火星は頭のキレる人が多く、その特徴が良い方向に作用するでしょう。真喜志ヘッドの運気は下降１年目に入りますが、絶頂期の余韻があります。２人の運気の強さが発揮されれば、優勝に最も近いチームと言えます。

　辻監督も運気上昇５年目で、気力も充実期に入っています。馬場ヘッドも運気上昇２年目ですが、下降１年目の楽天・真喜志ヘッドの方が運気絶頂期に近いため、西武を２位としました。

　栗山監督は運気下降５年目に入ります。運気はあまり良くありませんが、小笠原ヘッドが運気上昇５年目で監督を支える気力十分です。Ａクラスは確保できるでしょう。

　ロッテ・井口監督とオリックス・中嶋監督は、ともに今年から運気下降１年目です。井口監督は八白土星の自我の強さが出ないように注意が必要です。中嶋監督は四緑木星で、この星の人には最後まで諦めない強さがあります。その性格が良い方向へ作用すれば、上位進出も狙えます。参謀役のコーチがどれだけ支えられるかでしょう。

　最下位は意外かもしれませんが、首脳陣の運気から見ればソフトバンクとなりました。工藤監督と小久保ヘッドともに運気下降４年目。工藤監督のマイペースで淡泊な一白水星に、理論派の二黒土星・小久保ヘッドがどう合わせていくかがカギとなりそうです。

　◆菱田幸雄（ひしだ・ゆきお）１９４１年５月３１日、名古屋生まれ。愛知大卒。７３年に菱田易学創始者・菱田正一氏に師事し、易学の修行に入る。８０年、菱田易学宗家２代目就任。現在、「菱田易学研究所」（岐阜県海津市平田町）で多くの信奉者を指導する。