楽天・石井監督、開幕投手は涌井を軸に 先発ローテに秘策「チャレンジ枠」
楽天・石井一久監督(47)が3日、開幕投手について昨季最多勝の涌井が軸であることを明かした。さらに則本昂、岸の名前も挙げつつ、「(3人は)ベテランやベテランの域に掛かってくるような投手」と言及。「もう2つくらい若い世代が入ってこないと」と若手の奮起も促した。
指揮官が開幕投手に求める「その年に一番多く投げてほしいピッチャー」という条件に最も合致するのが涌井だ。昨季チーム最多の130イニングを投げた右腕を「(昨季)一番チームのために投げてくれて勝ってくれたというのがある」と評価。ただ現状では涌井が最右翼に位置するも、若手を交えた激しい競争を望んでいる。
また、先発ローテについて新たな秘策も明かす。「先発チャレンジ枠」の創設だ。「1枚は流動的なところをつくっていきたい」。先発6枠中1枠は選手を入れ替えながらシーズンを戦い、若手にも経験を積ませるというもの。球団史上2人目の投手出身監督が、課題の投手力を底上げする。