DeNA・佐野“4番目”脱却だ「4番として仕事を」
DeNA・佐野恵太内野手(26)が31日、“4番目”という思考からの脱却を誓った。20年はつなぎの4番としての役割を担ってきたが、チームの主砲としての自覚をにじませた。
出場した全106試合で4番に座り、自身初の首位打者も獲得した。だが、「4番目として自分に言い聞かせながらやっていました」と明かす。ソト、オースティン、宮崎と前後を打つ打者が強力で、とにかくつなぐことに必死だった。
21年は「4番として仕事をやっていけるようにしたい」と意気込む。つなぐだけではなく、自ら打点を挙げる場面を増やしていきたい考えだ。阪神・大山、広島・鈴木誠は同学年で「他の球団を見ると同世代も多い」とライバルたちに対抗心を燃やす。
「スイングスピードだったり、いろいろ向上していかないといけない。課題をしっかりつぶして、いいところはより良くなるようにオフを過ごしたい」と佐野。現状に満足することなく、さらなる高みを見据える。