新庄氏、オファーなく力抜けた「もう体が動かない」 古巣・阪神への思いも語る
元阪神、日本ハム、メジャーリーグでプレーし、NPB復帰を目指してトライアウトに挑戦した新庄剛志氏(48)が、31日の関西テレビ「こやぶるSPORTS 大晦日SP 新庄剛志 球界へのラストメッセージ」に出演することが28日、分かった。MCを務める吉本新喜劇の小籔千豊座長(47)と対談する。
新庄氏は「カンテレをご覧の皆さま。新庄剛志が関西に帰ってきました!」と登場すると、初対面の小籔にトライアウトで使用したバットをプレゼント。小籔も「え~!?いただいていいんですか?」と恐縮しつつ、「番組で飾らせていただきますが、所有権は僕!」と興奮した。
7日のトライアウト参加から、自ら期限とした6日間を経て復帰を断念した新庄氏は「この1年に懸けて『プロ野球選手になる』って気持ちで自分自身と戦ってきたので、気持ちがもう上げられないですね」と素直な気持ちを告白。
小籔から「1週間後に声がかかったらどうします?」と質問され、「話題を作りたいタイプなので面白いですけど、1年間フルで『自分に勝つ!』という気持ちで戦ってきたので、トライアウトが終わってオファーが来なかった時点で、フワ~っと力が抜けて、もう体が動かない状態です。もうないかな」と返し、未練は見せなかった。
周囲の反応についても、「カッコいいと思われたことにちょっとビックリした。『ざまぁみろ』『最初から無理』って反応と思っていた。ものすごく感動してくれたことに、僕が感動してるんですよ」と思いを明かした。
さらに、注目を集める“次の夢”について「来年なのか、再来年なのか、さらに楽しい新庄は見せられる自信はあります!」と断言。「夢を与えたい、何歳になっても挑戦したら面白いと伝えたい」と続けた。
また、現役復帰を目指した理由や復帰して何がしたかったのか、さらに恩師と慕う故野村克也監督とのエピソードから阪神タイガースへの思いまで、たっぷりと告白。新庄氏ゆかりの人物がVTRで登場し、素顔を暴露する。
番組は、独立リーグ・BC新潟からのオファーが明らかになる前の収録という。