巨人・菅野MVP 今季5冠「本当に充実したシーズン」

 「NPBアワーズ2020」(17日、都内)

 最優秀選手(MVP)にセ・リーグは巨人・菅野智之投手(31)、パ・リーグはソフトバンク・柳田悠岐外野手(32)がそれぞれ選出された。菅野は6年ぶり2度目、柳田は5年ぶり2度目の受賞。パ・リーグの最優秀新人には西武・平良海馬投手(21)が選ばれた。

 セ界を圧倒した巨人軍の大エースが2014年以来、自身2度目の栄誉を手にした。最多勝、最高勝率、ベストナイン、リーグ特別賞に加え、MVPを受賞。菅野は「前回受賞した時より成長した姿を見せられたかなと思う」と感慨に浸った。

 3年連続6度目の開幕投手から始まった8年目シーズン。腕から始動する新フォームで矢野阪神から勝利を奪い、快進撃の幕が開けた。7月、8月、9月と不敗神話は続き、プロ野球新記録の開幕投手からの13連勝をマーク。リーグ連覇の原動力となり、コロナ禍で苦しむ人々に勇気を与えた。

 「本当に充実したシーズンでした。チームがリーグ優勝できたので、満足しています」

 日本シリーズ後にポスティング制度による大リーグ挑戦を決意した。だが、米国における新型コロナウイルスの感染拡大は深刻で、来季の通常開催も不透明な状況。残留の選択肢も残す中で代理人が交渉を進めており、パドレスやジャイアンツなど複数球団が獲得に動くとみられている。

 「どこに行ってもこのような賞をいただけるように活躍しないといけない。そのためには相当な覚悟と決意を持ってやらないといけない」。飽くなき向上心が菅野を突き動かす。来季は米国か日本か-。熟考の先にさらなる飛躍への道は続く。

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