日本ハム・斎藤佑が350万減で更改 胸中激白「野球をやりたい」栗山監督も背中押す【NPB】

 日本ハム・斎藤佑樹投手が9日、札幌市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、350万減の1250万円でサインした。(金額は推定)

 今季はプロ10年目で初めての登板なし。シーズン終盤は右肘痛にも悩まされ、イースタン・リーグでも19登板で1勝3敗、防御率9・31だった。

 右腕は「コロナというのはもちろんありますけど、僕自身は肘の状態も最終的に良くなく、最後は投げることすらできなかった。毎年のことですけど、悔しい気持ちですね」と沈痛の面持ち。球団に対しては「今季1年間1軍で投げることすらもできなかったので、『申し訳ありませんでした』と。『肘を治してまた来年頑張ります』という話をしました」と語った。

 現役続行の決断について、胸中を激白した。「野球を続けるか、続けないかということに関しては迷いはなかったですね。野球はやりたいという思いはありました。場所を問わずということを考えるんだったら迷いはなかったです」という。一方で栗山監督、吉村GMに相談したことも明かし、「その時に監督からは『もう1年肘を治して、もう1年グラウンドに出て、必死になって泥だらけになってやってみろ』というお言葉をいただいた」と振り返った。

 来季33歳となるが、「自分自身が置かれている状況と立場をちゃんと把握しているつもりで、ただそれでも野球がやりたい気持ちが強かった」と胸中を吐露。目標を問われると、「チームのために、ファンのために少しでも貢献できるようにという感じですね。もちろん場所はどこでもいいですし、とにかく1軍で投げて活躍できるようにという思いですね」と、悲壮感を漂わせながら誓った。

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