トライアウトでアピール成功の選手は…「左は宮台、右は風張」評論家の視点

 プロ野球12球団合同トライアウトが7日午前から行われ、56人が参加。シート打撃はカウント1-1から行われ、投手は打者3人と対戦した。

 昨年は43人が受験し、3人がNPBで契約にこぎ着けた狭き門。再起の道をかけ、選手たちは必死に白球を追った。

 NPBは40人の編成担当者、その他野球団体チームは32チーム51人の関係者が視察した。元巨人投手でデイリースポーツ評論家・関本四十四氏はアピールに成功した選手について、「真っ先に挙げられるのは日本ハムの宮台。ファームでも何試合も見ているが、今年、一番いい球を投げたのではないか」と称賛した。

 この日は打者3人を相手に3者三振。144キロの直球と変化球を投げ分け、貴重な左腕としてアピールした。「今日の直球の質なら日本ハムからカットされなかったと思う。東大卒で注目されるが、それを抜きにして目についた。まだ25歳だし、獲得を検討する球団もあるのではないか」とした。

 また、右投手ではヤクルトを戦力外になった風張の名前を挙げた。最速149キロを計測し、三者凡退で2奪三振。「腕の振りもいい。プロに入って体が大きくなってしまったが、絞ればまだいける」と評価した。また、3者三振の元中日・伊藤準についても「落差のあるフォークは武器。29歳で年齢的にも面白い」と続けた。

 その他ではいずれも被安打1だった宮国、田原の名前を挙げ「田原は今年1年チャンスがなかったが、変則的なフォームで面白い存在」とした。

 また、打者については「実戦から離れているということ、カウント1-1からということで気の毒な面がある。残念だが、目を引く選手はあまりいなかった」と振り返った。

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