オリックスドラ3・来田が仮契約 背番号「38」親孝行でもライバルに負けない
オリックスからドラフト3位で指名された来田涼斗外野手(18)=明石商=が3日、神戸市内のホテルで入団交渉に臨み契約金5000万円、年俸500万円で仮契約を結んだ(金額は推定)。背番号は「38」に決まった。
高校通算34本塁打のリードオフマンは、「一段と気持ちを上げて練習に臨まないといけないと思いました。2、3年目とは言わず、1年目から開幕1軍を目指していきたい。三拍子そろった選手が目標なので、いずれはトリプルスリーを狙っていきたいです」と高い目標を掲げた。
またこの日、契約金の使い道についての話では、ロッテドラフト2位・中森へのライバル心?をちらつかせた。先日、中森が仮契約で「両親に家を建て替えてあげたい」と宣言。その話を知っていたという来田は「(中森と)話は合わせてないです」と言いながらも、「お母さんには家の水回りのリフォームを。お父さんにはライザップ…というのは冗談で(笑)いい車を買ってあげようかなと思っています」とニヤリ。明石商で1年時から切磋琢磨(せっさたくま)してきたライバルに、プレーでも“親孝行”でも負けるつもりはない。
「球界を代表する選手になりたい」と意気込んだ来田。これまで高校野球界をけん引してきたリードオフマンが、次はプロの世界でその輝きを放ってみせる。