侍・稲葉監督が日本ハムを指揮 1-1引き分けも充実感「ブランクは感じなかった」

 「フェニックス・リーグ、西武1-1日本ハム」(26日、南郷スタジアム)

 野球日本代表「侍ジャパン」の稲葉篤紀監督(48)が26日、宮崎・南郷スタジアムで行われた「みやざきフェニックス・リーグ」で日本ハムを率い、西武と対戦した。昨年11月17日の「プレミア12」決勝戦以来の実戦となった指揮官。結果は1-1の引き分けに終わり、「そこまでブランクは感じなかった」と充実感を漂わせた。

 金子ヘッド兼打撃コーチ、建山投手コーチ、井端内野守備走塁コーチもベンチ入り。五輪本番を見据えてのタクトとなった。この日のベンチ入り野手は13人。五輪のベンチ入り24人中、捕手を含む野手は多くても13人とみられ「代打をどこで出そうとか、いろいろ話し合いができた」と“同条件”下でシミュレーションを重ねた。

 27日の中日戦では、普段は一塁ベースコーチを務める井端コーチを三塁ベースコーチに配置する危機管理テストも行う。コロナ禍での五輪で「(通常の三塁ベースコーチの)清水(外野守備走塁)コーチがかかってしまった時に慌てないように」。来春の強化試合は組まれない方向で、貴重な時間となる今回の2試合。経験と検証を積む。

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