ソフトバンク 来季ヘッドコーチにOB小久保裕紀氏を招へいへ

 ソフトバンクが来季のヘッドコーチとして、球団OBの小久保裕紀氏(49)を招へいすることが25日、分かった。2012年に現役引退した後は、17年のWBCで日本代表監督として4強。9年ぶりとなる指導者としての復帰は工藤体制の後を見据えた入閣とみられ、黄金期を迎えたチームの勢いをさらに加速させることになる。

 小久保氏は青学大から逆指名のドラフト2位で1994年にダイエー入り。95年に就任した王監督の下で主に4番を務め、99年の移転後初優勝と日本一、2000年のリーグ連覇に貢献した。巨人での3年間を経て、07年にFA宣言してソフトバンク復帰。09年からは秋山監督の下で主将を任されるなどチームを中心で支え続けた。

 1995~99年にダイエーのエースとして小久保氏とプレーした工藤監督が希望していたプランでもあった。チームは野手の世代交代が急務。今年は栗原、周東の成長があったものの、次世代を見据えても右の長距離砲育成は欠かせない。背番号9を柳田が継承するなど人望が厚く、現役時代は度重なる故障を乗り越えて通算2000安打を達成した小久保氏の実績、経験がチーム力の底上げに寄与することは間違いない。

 工藤監督は球団初の3連覇を達成した昨年の日本シリーズ後、新たに2年契約を結んだ。リーグで覇権奪回した上で4年連続日本一を成し遂げ、来季が契約最終年となる。今季からは小久保氏とも同時代にプレーした城島健司氏が球団会長付特別アドバイザーとして復帰。小久保氏の復帰で“王イズム”を未来へ受け継ぐ体制を整え、常勝の歩みを一層加速させていく。

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