巨人が動揺した柳田の打球と石川のテンポ「完全に立ち遅れていた」評論家の視点

 「日本シリーズ・第2戦、巨人2-13ソフトバンク」(22日、京セラドーム大阪)

 巨人が球団ワーストの13失点で惨敗を喫し、0勝2敗。日本シリーズは13年第7戦から、屈辱の7連敗となった。

 先発に起用された今村が初回に柳田に適時二塁打を打たれるなど、いきなり3失点。苦しい展開となった。デイリースポーツ評論家・関本四十四氏は「柳田のセンターオーバーは丸が目測を誤っていたが、あんな打球を打つ打者はセ・リーグにはいない。異次元の打球だった。あれを見せられてもう今村には余裕がなくなり、腕も振れない。緩急を使う良さも消えて、ストライクとボールもはっきりしていた」と振り返った。

 打線も石川の前に四回までわずか1安打。右打者はパワーカーブに腰が引け、三振と凡打の山を築いた。関本氏は「あれだけのカーブに加え、スライダーも一級品。投手というのはカーブがいいとスライダーに難があったり、その逆もあったりするもの。ふたつともにそろえるのは難しい」と、石川のレベルの高さを解説した。

 また、石川の投球間隔の短さにも触れ、「これだけテンポの速い投手もセ・リーグには見当たらず、巨人の各打者は立ち遅れていた。情報を整理できていないのか、迷い、思い切りもなかった」と振り返った。

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