中日が来年２月の春季キャンプで、通算２４８０安打を誇るＯＢの立浪和義氏（５１）を臨時コーチとして招へいすることになった。チームは８年ぶりのＡクラス入りを果たしたが、本塁打数、得点数はリーグ最下位。悲願のリーグ優勝には攻撃陣のレベルアップが欠かせないことから、卓越した打撃技術を持つミスタードラゴンズに白羽の矢が立った。

　立浪氏がグラウンドに帰ってくる。正規のコーチでないため、ユニホームに袖を通すことはないかもしれないが、与田竜の一員として名を連ねることになった。

　４８７二塁打は現在もプロ野球記録の金字塔。現役時代の２００８年、０９年は兼任コーチを務め、１２年には侍ジャパンの打撃コーチにも就任したが、中日での本格指導となると引退後初となる。

　すでに球団は打診しており、本人も了承済み。期間は基本的にキャンプ中の１カ月間。同じ宿舎で過ごす予定で、グラウンド外でも話を聞ける機会がありそうだ。