早大が優勝!小宮山監督男泣き 蛭間、九回2死から逆転弾!早川プロ入りへ花添えた

 「東京六大学野球、早大3-2慶大」(8日、神宮球場)

 早大が15年秋以来10季ぶり、リーグ通算最多タイとなる46度目の優勝を飾った。1-2の九回2死一塁から蛭間拓哉外野手(2年・浦和学院)が初球を捉えてバックスクリーンへ決勝2ラン。楽天から1位指名を受けた早川隆久投手(4年・木更津総合)は八回途中から救援し、試合を締めた。

 エースと指揮官の絆がリーグ制覇を呼び込んだ。土壇場で逆転2ランが飛び出すと、早川は小宮山悟監督(55)とベンチ前で固く抱擁。「本当に人生を変えてくれたというふうに感じているので。自分としては監督さんに感謝しかない」と最終回も宿敵をゼロで封じ、歓喜の輪の中心で拳を突き上げた。

 19年1月から母校の指揮を託された小宮山監督も左腕に全幅の信頼を寄せた。八回2死一、三塁のピンチ。「早川と心中するつもりでいました。ブルペンを確認したら、(早川が)大きくマル(のポーズ)を作ったので」。勝負どころでドラ1左腕を心置きなく投入。劇勝につながった。

 「今までの人生の中で一番、感動しました。ひょっとしたら今世紀最大のゲームと言っていいぐらい」。優勝インタビューで指揮官は涙した。絶対的存在へと成長した主将兼エースを「どこに出しても恥ずかしくない選手」とたたえる。

 「有終の美を飾れたっていうのは本当によかった」とエースも目を熱くさせた。「知りうるすべてを伝えて、(楽天の本拠である)仙台できょうのようなピッチングを繰り返してもらえれば」と指揮官。熱いエールを送り、頼もしい教え子を送り出す。

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