【一問一答】巨人・坂本「(本拠地)1打席目で決められて良かった」

 「巨人3-5ヤクルト」(8日、東京ドーム)

 巨人の坂本勇人内野手(31)が8日、東京ドームで行われたヤクルト最終戦の一回に左翼線二塁打を放ち、史上53人目の通算2000安打を達成した。巨人の生え抜きでは川上哲治、長嶋茂雄、王貞治、柴田勲、阿部慎之助に続いて6人目で、本拠地での達成は初。31歳10カ月での到達は、榎本喜八(東京=現ロッテ)の31歳7カ月に次ぐ史上2番目の年少記録で、右打者では最年少記録となった。坂本は2000安打を達成し、心境を語った。

  ◇  ◇

 (セレモニー後の記者会見で)

 -報告したい人。

 「まずは両親に。今日は父親が来てくれていたので、いい姿を見せられて良かった。母親にもオフになったら報告しに行きたい」

 -お母さんもどこかで快挙を見ている。

 「1軍で一本もヒットを打っている姿を見ないまま(07年6月に)亡くなってしまった。一番、小学生の頃から応援してくれたのは母親。どこかで2000本を見てくれているのかなと思う」

 -高校時代の恩師・金沢先生の存在とは。

 「僕が野球を辞めたいと思った時に引き留めてくれた。本当に厳しい監督さんだったけど、その3年間で野球人生が変わった。今でも頭が上がらない」

 -3000安打へ。

 「次の目標はそうなってくると思う。一打席一打席、打席に立った時にヒットを打ちたい。引退するまでそこは変わらないと思う」

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