巨人・坂本「食欲がなくて…」重圧乗り越え2000安打 次の目標は「日本一」

2000安打を祝し、岡本(左)から花束を受け取る坂本=東京ドーム(撮影・高石航平)
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 「巨人3-5ヤクルト」(8日、東京ドーム)

 巨人・坂本勇人内野手が、プロ野球史上53人目となる2000安打を達成した。残り1本と王手をかけて迎えたこの日、初回、ヤクルト先発スアレスから左翼線二塁打を放った。

 試合終了後にはセレモニーが行われ、ソフトバンク・王貞治会長、ヤンキースからFAになった田中将大らからのメッセージが流れた。山本浩二氏から名球会のブレザーを贈呈。原監督と長嶋終身名誉監督のサイン入りユニホームも贈られた。

 以下はセレモニーでの一問一答。

 -今の心境は。

 「きょう朝起きてから、食欲がなくて、今日一日緊張していたんですけど、1打席目にヒットが出てそこからは力が抜けていいバッティングができたと思います」

 -重圧はありましたか。

 「僕が想像していた以上に球場のファンのみなさんが期待をして下さった、あの雰囲気は一生忘れないと思います」

 -無観客から有観客になった。ファンへの思いは。

 「まず始めに医療従事者のみなさまのお陰でお客さんを入れてプレーできている。そこに感謝したいと思います。ファンの力が選手を後押ししていると感じさせてもらったシーズンなので。ありがとうございます」

 -右打者最年少での達成。

 「きょうも見に来てくれているんですけど、高校の恩師の金沢監督、プロになってから僕を早くから使ってくれた原監督。感謝の気持ちでいっぱいです」

 -近年は自宅でも身体のケアをしている。

 「この3年4年は野球だけに集中して、今までもしてましたけど(笑)。さらに野球に集中してやった3、4年だなと思っています」

 -生え抜き本拠地達成は球団初。

 「きのうからそういう雰囲気というか、ファンの方も期待してくれているなとひしひしと感じていたので、1打席目に達成出来たのもみなさんの声援のお陰だと思うので。さらに熱いご声援宜しくお願いします」

 -次の目標は。

 「チームとして昨年の悔しい気持ちがありますので、絶対に日本一になってファンのみなさんと喜びたいと思います」

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