ヤクルト・高津監督 ドラ1木沢の登板を電撃視察

 「東京六大学野球、早大3-1慶大」(7日、神宮球場)

 ヤクルトの高津臣吾監督(51)が7日、異例の視察に訪れた。遠征先だった名古屋から帰京すると、巨人戦の試合前にスーツ姿のまま神宮球場へ。ドラフト1位指名した慶大・木沢尚文投手の登板に駆けつけ、見守った。

 緊迫の投手戦だった。木沢も気迫を前面に出した投球で、早大打線に立ち向かった。7回4安打3失点9奪三振と力投しながらも、優勝決定は8日に持ち越しとなった。

 神宮の申し子と結ばれた今ドラフトを、高津監督は「縁」と表現した。魅力を挙げればキリがない。「フォークが浮かないところ」、「空振りを取れる球種がいくつかある」。改めて指揮官をほれさせた木沢の105球。電撃視察は、濃い時間となった。

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