日本ハムドラ2五十幡、盗塁王へ周東にも負けない!

 日本ハムからドラフト2位指名された五十幡亮汰外野手(21)=中大=が6日、東京・八王子の同大学で大渕スカウト部長らから指名あいさつを受けた。アマ球界屈指の快足自慢はソフトバンク・周東、ロッテ・和田の名を挙げ「争って勝ちたい。やるからには本当に負けたくない」とリーグ史上初となる1年目での盗塁王獲得に意欲を見せた。

 通称は“サニブラウンに勝った男”。50メートル走は手動で5秒6。全国中学校陸上体育大会の100メートル、200メートルでは2冠を達成。現100メートル日本記録保持者のサニブラウン・ハキームを抑えて優勝した実績を持っている。

 俊足が故に、高校時代はそれが重荷にもなった。「走って当たり前。それが嫌になった」。周囲からのプレッシャーから「盗塁から目を背けていた」と振り返る。それでもプロ入りの夢をつかむために大学ではもう一度、最大の武器を見つめ、磨き直した。「一番は勇気」。今では盗塁の極意を笑顔で明かす。

 球団は23年に北海道北広島市で新球場の開場を控える。「期待に応えられるように、球場をかき回せるように頑張りたい」。いだてんが北の大地を熱くする。

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