オリックス・中嶋監督代行 150キロトリオで勝ちパターンテスト 来季へ着々
「オリックス6-3楽天」(3日、京セラドーム大阪)
オリックスは初回先頭佐野の三塁打からモヤの中前適時打で先制する理想的な先取点。さらにT-岡田の16号2ランも飛び出した。
二回、三回にも好機を生かせず追加点が奪えない中、モヤが五回には11号、七回には2打席連発となる12号2ランと効果的に得点を挙げた。
投げては山崎福が六回途中無失点の好投を見せれば、七回からはK-鈴木、張奕、漆原の150キロトリオで勝ちパターンをテスト。3人とも失点したが、なんとか逃げ切った。
中嶋聡監督代行は二回にプロ初打席初安打を放ったドラフト2位・紅林について「いやあ、すごいですよね。初打席でヒットというのは高卒1年目で、大したものだと思います。だいぶ緊張していたと言ってたんですけれど、守備は落ちついたプレーですし、肩も自信があるのが、余裕があるようにも見える感じに見えましたし、打つ方はもっともっとよくなる選手ですので。とりあえず1本出て本当に良かったと思います」と絶賛した。
この試合では二塁に2年目の宜保が入り若い二遊間で好守備を連発した。
「いいと思いますし、これに太田が入ってきたりしていろんな競争が生まれてくると思いますので。もちろん、安達、大城もいますけれど、いい競争をしてくれたらなと思います。競争というのが一番大事なことなので、その点では非常にいい戦力だと思います」
ヒギンス、ディクソンを抹消する中、残り試合では張奕、漆原を終盤で試すプランを持つ。
「点取られましたけれど、まぁいいかなと思います。この二人をどうにかしたいと思いますし、張の場合は先発もできる選手なので。あとはK(鈴木)であったり鈴木優であり、1イニングをはまるのかという思いで」
来季へ向けて1試合も無駄にはできない。
中嶋監督代行は就任から63試合で27勝33敗3分けとなった。