ヤクルト・五十嵐 2軍戦のラスト登板で最速145キロ 引退試合は25日
「イースタン、ヤクルト-巨人」(22日、戸田球場)
今季で現役引退を表明している、ヤクルトの五十嵐亮太投手が2軍戦でラスト登板を終えた。
ヤクルトで始まり、ヤクルトで終えるプロ野球生活。その勇姿を見届けようと、多くの観衆が駆けつけた。池山2軍監督が自らボールを手渡し、マウンドへ。お尻をポンポンと叩いて、笑顔で送り出した。
出番は1点リードで迎えた七回だった。まずはモタを144キロの直球で捕飛、戸根を左飛。加藤修を最後は落ちる変化球で空振り三振に打ち取り、1回を無安打無失点、最速は145キロだった。
五十嵐は引退会見でも「もう泣いてきちゃった」と笑顔だけを見せてきた。この日もたくさんのチームメートにハイタッチで出迎えられ、最高のファンに見守られ笑顔で有終の美を飾った。
2軍でのパーフェクト投球で締めくくり、今週25日の中日戦(神宮)で「絶景」だと話す神宮で引退試合を迎える。