オリックス・山本7回2失点で8試合連続ハイ・クオリティー・スタート 今季12回目
「楽天2-2オリックス」(20日、楽天生命パーク宮城)
オリックスの先発・山本は7回5安打2失点、10三振で降板した。先制点をもらってから2失点で逆転を許す展開だったが、7回自責点2以下の「ハイクオリティースタート」を連続8試合に伸ばした。
六回にモヤの一発で先制してもらった直後に2死一、三塁から浅村の二塁打で逆転を許した。
九回に伏見が同点弾を放ち、負けがなくなった。その後、両チームとも試合を決められず引き分けに終わった。
先発投手が6回を自責点3以内で抑えることを「クオリティー・スタート」と呼び、投手の安定感を示す一つの指標とされる。これよりも条件が難しい7回を自責点2以内で抑えることは「ハイ・クオリティー・スタート」といい、これを多く達成する投手の安定感はさらに高いと言える。
山本は9月1日のソフトバンク戦から、中6日の登板ペースを守り、ハイ・クオリティースタートの投球を8試合見せ続けている。だが、全ての試合で白星がついているわけではなく、9月8日の西武戦は7回2失点(自責2)で、10月13日のソフトバンク戦は8回1失点(自責1)で敗戦投手になっている。この8試合の勝敗は5勝2敗。
今季を通じて18試合で12回のハイクオリティースタートを達成している。