ヤクルトV完全消滅 高津監督「残念です」借金今季最大「21」DeNA戦負け越し決定
「ヤクルト6-9DeNA」(14日、神宮球場)
ヤクルトが、投壊で優勝の可能性が完全消滅した。チームはこれで4連敗。DeNA戦の負け越しが決まり、借金は今季ワーストの21に膨れあがった。
試合後の高津監督は、現実を静かに受け止めた。「残念ですね。目の前の試合を勝つために毎日戦っているわけで、その可能性がなくなったのは残念です」と悔しさをにじませ、「勝つ試合を見せていきたい」と残り試合も前を向いて戦っていくことを誓った。
DeNA打線を止められなかった。先発の石川が、1安打で先制を許す苦しい立ち上がりを見せると、三回には一挙3失点。五回にも佐野に18号ソロを浴び、5回5失点で7敗目を喫した。
さらに2番手の風張も四球からの連打を浴び、1回4失点と大炎上。投手陣の立て直しを誓って迎えた高津新体制だったが、この日は2桁安打を許すなど投壊でV逸が決まった。
だが七、八回と久保&寺島が好リリーフすると、七回まで3安打、西浦の8号ソロによる1得点に抑えられていた打線が八回に意地を見せた。
DeNA4番手の武藤から、西田が左前適時打、代打・宮本が右翼への適時二塁打。19イニングぶりとなる適時打が下位打線から飛び出し、2得点。さらに5番手・進藤から西浦が9号3ランを放つ。一挙5得点で3点差まで追い詰めた。
それでも中盤までの9失点が重かった。山田哲、村上、青木のクリーンアップが無安打に終わり、中盤までの劣勢を強いられた。山田哲、村上からは2試合連続快音が聞こえなかった。