ヤクルト・高津監督の覚悟「先週3つやられたっていうのが…」広島に乱打戦で雪辱
「広島7-12ヤクルト」(9日、マツダスタジアム)
両軍合わせて31安打の4時間16分の乱打戦を、高津ヤクルトが制した。試合後の指揮官は、ある覚悟を持って臨んでいたことを明かした。
「先週3つやられたっていうのが、僕の頭の中にすごく残っていて…。3つとるぞというよりも、今日は絶対勝つぞっていう気持ちが強かった」
点差が開いても、勝ちパターンの中継ぎ陣を惜しみなく起用した。盗塁やランエンドヒットなど、足を絡めた野球も積極的に指示。今季最多タイの17安打を放ち、12得点と選手たちも指揮官の思いに応えた。
この日から捕手の中村も1軍に帰還。手負いの青木も前の試合から先発復帰し、この日は18号2ランを放った。機能したエスコバー&坂口の1・2番コンビに、山田哲や村上もそろって快音を響かせた。中山や西浦も先発起用に応え、若き新星の浜田が試合を決めた。
主力メンバーがそろいつつある高津ヤクルト。指揮官も「声であったり、雰囲気だったり。主力が戻ってきて、なんとなく締まった雰囲気になるのは間違いない」とした。残り27試合。チーム一丸となって、1つでも上の順位を目指していく。