ロッテが大一番で先勝!鷹にゲーム差なし肉薄 藤原がプロ初猛打賞の大暴れ

 「ソフトバンク1-3ロッテ」(9日、ペイペイドーム)

 ロッテが首位攻防で先勝し、2連勝。順位は2位のままながら、首位ソフトバンクとゲーム差なしに接近した。

 2年目の藤原恭大外野手が躍動した。2戦連続で1番に抜てきされ、3安打1打点。プロ初の猛打賞、今季初打点をマークし、勝利に貢献した。

 一回に二塁内野安打で先制点を呼び込み、四回は技ありの左前打。そして六回は右前適時打を放ち、左腕ムーアをKOした。プロ初盗塁もマーク。新型コロナウイルスの感染による主力の大量離脱で緊急昇格した20歳が、大一番で勝負強さを示した。

 投げては先発の二木が緩急を駆使し、7回1失点で6勝目。今季、対ソフトバンクは3戦3勝と相性の良さを発揮した。八回から継投に入り、沢村がわずか9球で三者凡退。九回は益田が締めて逃げ切った。

 チームは6日に荻野、藤岡、鳥谷、角中らが新型コロナウイルスに感染し、計22人を入れ替え。緊急事態となったが、15年ぶり優勝を目指し、チームが一丸となっている。

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