明治神宮大会中止でドラフト候補の伊藤擁する苫小牧駒大も困惑…来年4月に校名変更

 第51回明治神宮野球大会の中止が9日に発表され、全国舞台を目指す地方大学には衝撃が走った。今秋ドラフト1位候補の伊藤大海投手(4年・駒大苫小牧)を擁する苫小牧駒大は所属する北海道六大学秋季リーグ戦を制し、12日から札幌六大学リーグ優勝校・星槎道都大と同大会の出場権をかけて北海道地区代表決定戦に挑むはずだった。

 苫小牧駒大・大滝敏之監督はインターネットでの情報で全国大会の中止を知り、「落ち込んでいます。目を疑いました」と突然の発表に困惑した。同大学は21年4月に北洋大へと校名変更予定。現校名で戦う最後の大会だっただけに無念さをにじませた。

 代表決定戦は協議の結果、12日に北海道・苫小牧市のとましんスタジアムで“北海道地区王座決定戦”として1試合の開催が決まった。「明日も練習する」と指揮官。ショックを乗り越え、4年生の引退試合として全力で臨む。

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